茶室と露地
先日、茶室見学に行って来ました。
なぜ造園屋がお茶室見学と言いますと、茶室には露地と言われる庭があります。茶室は露地と含めて茶室と呼ばれることもあります。
露地には腰掛待合の他、飛び石、蹲、石灯籠などが配置されています。これらは実用的な意味のほかに様々な意味があります。露地はお客が飛び石を歩いて茶室に到達する非日常を楽しんでほしいという亭主の心尽くしなのです。
その露地をつくるのが我々の仕事です。もちろん近年ではそういう庭作りは少なくなってしまいましたが、お茶のおもてなしの精神や癒しの空間作りは今日の庭作りに精通しています。こういった露地を実際に見て触れて勉強することで我々青山造園は良い庭を作っていければと思います。
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